三重県の山奥にある
こだわりこんにゃく専門ファクトリー

普通の野菜は収穫したらそのまま、もしくはゆでたり加熱したりして食べられるのに、どうしてこんにゃく芋はこんにゃくにしないと食べられないのですか?

こんにゃく芋には強いエグ味があって、そのままだとゆでてもふかしても食べられません。 少しでもかじると、半日くらい口の中がヒリヒリと痛くなります。ですので、こんにゃく芋は加工してアク抜きしなくてはいけないのです。 江戸時代の百科事典には、「生の蒟蒻(こんにゃく)には毒あり、ねずみこれを食して死に至るをもって知るべし」とあるほどで、野生動物にも食べ物と認識されていないようです。 加工などは人間にとっては、手間がかかるんですが、こんにゃく芋にとっては他の動物に食べられないようにするための大事な自己防衛作戦なんですね。 弊社では、なにも知らない新入社員に、工場長がいたずらで、ゆでたこんにゃく芋をそのまま食べさせてみたことがあります。ほんの少しなめただけだったのですが、あまりの刺激にその後トラウマとなっています。。。(苦笑) それにしてもこんにゃくを最初につくって食べた人は本当にえらいと思います。 ちなみにこんにゃくの作り方は2000年ほど前からほとんど変わっていません。